都立で初めての小学校ができるらしいわ。どんな学校なの?
うちの子も受験できるかしら~
2022年4月に開校予定の立川国際小学校。
2019年3月に東京都教育委員会の立川国際小学校についての入学概要が発表されました。
どんな受験になるのでしょうか?応募資格・適正検査についてまとめました。
目次
立川国際小学校の理念
東京都教育委員会の資料によると以下の通りです。
①教育理念次代を担う児童・生徒一人一人の資質や能力を最大限に伸長させるとともに、豊かな国際感覚を養い、世界で活躍し貢献できる人間を育成する。
②教育方針本校の教育理念を踏まえ、特に以下の4点を教育方針として重視する。
- 自ら課題を認識し、論理的に考え、判断し、行動できる力を育てる。
- 世界で通用する語学力を育み、それを支える言語能力を向上させる。
- 日本の伝統・文化を理解し尊重するとともに、多様な価値観を受容し、主体的に国際社会に参画する力を育てる。
- 異学年との学習活動や地域連携、国際交流を通じて、他者を思いやり、協働して新しい価値を創造する力を育てる。
③生徒の将来の姿高い言語能力を活用して、世界の様々な人々と協働するとともに、論理的な思考力を用いて、諸課題を解決し、様々な分野で活躍する人材
ポイントをあげると「国際的に活躍できる語学力・思考力・行動力のある人」といったところでしょうか。
立川国際小学校 応募資格
年齢
開校初年度の平成34(2022)年度は、平成27年4月2日から平成28年4月1日までに出生した子が対象となります。
住んでいる場所
出願時に、指定区域内に保護者とに住んでいて、入学後も引き続き同じ区域から通学することが可能な者。
指定区域内とは、学校までの所要時間が40分以内にある駅やバス停を含む区市町村又は地域を通学区域となります。
立川国際小学校へのアクセス
立川国際小学校の場所は立川国際中等教育学校と同じ敷地にあります。
JR立川駅から徒歩20分ほど。住所は東京都立川市曙町三丁目29番37号です。
立川国際小学校 選考方法
第1次から第3次まであります。
第1次(抽選):応募者が一定数を超えた場合のみ、抽選を実施する。
第2次(検査):第1次通過者を対象に、適性検査を実施する。※適性検査は学力を問わないものとし、学校が必要と考える一定の資質や能力をもつ者全員を通過者とする。
第3次(抽選):第2次通過者を対象に、抽選を実施し、入学者を決定する。
第1次(抽選)
決めた数以上の応募があった場合にはまず抽選をします。この抽選に当選した人だけが2次(適正検査)に進めます。
試験をするのも大変なので、一定数を超えたら抽選にするという方針なのでしょう^^:
第2次(適正検査)
5歳児の発達の段階を考慮し、「遊び」の要素を取り入れて作成するとのことです。お勉強的な検査ではないようです。
- 幼児が興味や関心をもって工夫して行動すること
- 他者の意図を理解して対応すること
- 自ら考え、判断したりすること
上記の様々な内容を組み合わせて実施する。
都立小中高一貫教育校の「生徒の将来の姿」と照らして、その能力を持った生徒を合格とする。
- 検査時のグループ分けについては、男女混合のグループを基本とする。
- 評価については、項目(例:コミュニケーション能力等)ごとに適性を総合的に判定する。
第2次(適性検査)において、一定の基準を満たした受検者を第2次合格者とするとのこと。
第3次(抽選)
第2次適正検査の合格者が募集人員を上回っている場合は、抽選をする。
最終的に入学手続きをした人が募集人員(80人)に満たなかった場合、繰上げ合格者もある。
立川国際小学校 募集人員
募集人員は80名です。男女比は半々が望ましく、男子40名、女子40名となります。
帰国生枠もありますが、現段階では特に人数は決めないようです。
立川国際小学校 中等教育学校への進学は?
中等教育学校への進学については現在は以下のように決まっています。
- 附属小学校からの内部進学に当たって児童にとってより良い選択ができるよう、保護者と丁寧に面談を重ねながら共通理解を図る。
- 附属小学校は、児童の学習の習熟度について確認し、十分な支援を行う。
12年間一貫教育とはいえ、ある程度の試験が内部進学にも必要との考えです。ただこの辺りについてはこれから決まっていくようですね。
2022年からの入学なのね。まだまだこれから決まっていくことが多そう。都立小学校には新しい試みをしてほしいわ。期待していよう!
今回は、立川国際小学校の応募資格・適正検査についてでした。英語ができること、国際感覚をもつこと、日本だけでなく海外でも活躍できる人の教育が急がれていますね。
最後までお読みくださりありがとうございました!