絵本だけでなく、字幕の英語もなんとなく分かるみたい。
それに聞き取りも上手になってきて、英語の歌やDVDも前より分かるって。すごいわ。
今回はフォニックス特有の発音について書いています。
フォニックスは書き文字と話し言葉を一致させるための方法です。フォニックス発音をマスターすれば読むのがぐっと楽になりますよ。
さらに音を自分が正確に発音することができれば、不思議なことにリスニング力もアップ。
大人でも効果のあるフォニックス。ぜひお子さんと一緒にやってみて耳を鍛えてください。
フォニックス発音一覧
まずは基本の42種類の音を表にしました。
A~Zのアルファベット26文字以外に、2文字で一つの音を出す17文字もあります。
ここではジョリー・フォニックスという方法を参考にしています。
アルファベット26文字
a | b | c | d | e | f | g | h |
ア | ブ | ク | ドゥ | エ | フッ | グッ | ハッ |
i | j | k | l | m | n | o | p |
イ | ジュ | ク | ロォ | ン | ン | オ | パッ |
qu | r | t | u | v | w | x | y |
クッ | ㇿオー | テュッ | ア | ヴ | ゥワ | クスッ | ユ |
z | |||||||
ズー |
アルファベット以外の17文字
ai | ee | ie | oa | ue | sh | ch | th |
エィ | イー | アィ | オー | ユー | シュッ | チュッ | ス/ズ |
ng | oo | ar | er | or | oi | ou | |
ン | ウ/ウゥ | アー | アー | オー | オィ | アゥ |
カタカナだと正確には表現できないので、必ず動画や本で正確な音を確認して下さいね。効果が違いますよ。
口の形が分かりやすいのでおすすめな動画です。
フォニックス発音解説
詳しく主要発音の解説をしていきます。
ちなみこれらの文字は発音記号ではなくて、書き文字です。書いた文字を見て、ネイティブの発音ができるようになるのがフォニックスなんですよ。
解説を読んだら、例単語で発音してみてくださいね。
<a> と <u>
どちらも<あ>という音ですが、ちょっと違います。
<u>は日本語のアに近く、<a>はもう少し口を開いて勢いよく言います。
例:ant, hat, umbrella, up
<f>と<v>
どちらも下唇を一瞬かみます。
あとは喉を震わせて、音が濁るか濁らないかだけです。
例:fish, flag, van, vegetable
<t>と<d>
どちらも上前歯の後ろ歯ぐきを舌で一瞬当てます。
<f>と<v>と同様に、あとは喉を震わせて、音が濁るか濁らないかだけです。
例:tennis, tent, desk, drum
<r>と<l>
日本語の<ろ>という音は舌を上の歯ぐきにパンっと当てますが、<r>は舌をどこにも当てずに発音します。<l>は上前歯の後ろ歯ぐきを舌で当てます。
例:rain, rose, lick, lemon
<m>と<n>と<ng>
3つとも<ん>と発音します。
- <m>は唯一、唇を閉じます。
- <n>は上前歯の歯ぐきを舌で触れて発音します。
- <ng>は<んぐ>とは発音しません。<ぐ>はないと思ってOK。舌の付け根を上あごの奥に付けて発音します。
例:mug, milk, noise, net, strong, swing
<h>と<p>
どちらも破裂音といわれる音です。
日本語の<は>や<ぱ>とは異なり、手を口の前に当てて、息が当たるくらい<ハッ><パッ>と言ってみてください。お腹から息を出す必要があります。
例:hat, hop, pop, party
<c>と<k>
<c>と<k>と<ck>は全部同じ発音です。
日本語の<く>は喉が震えますが、<c>と<k>と<ck>は震えません。手で喉を触ってみて確認してください。
喉の奥の方から弾けるような感じで<クッ>と出します。
例:cloud, click, clock, kite
<ai>と<ie>と<ou>
書き文字につられないように気をつける語です。
- <ai>は、エィと読みます。
- <ie>は、アィと読みます。
- <ou>は、アゥと読みます。
例:aim, pie, ouch, out
<th>
2通りの発音があります。<ス>と<ズ>です。
どちらも、舌を軽く歯と歯の間にはさみます。あとは喉を震わせて音を濁らせるか濁らせないかの違いです。
例:thin, three, that, this
<oo>
2通りの発音があります。<ウ>と<ウゥ>です。
伸ばすか伸ばさないかの違いです。
例:book, foot, moon, zoo
参考文献: ジョリーラーニング社 山下桂世子監訳『はじめてのジョリーフォニックス』
いかがでしたか?それぞれの違いがつかめたでしょうか。
これの発音が出来るようになるだけで、かなり英語らしい発音が身に付きます。自分が発音できる音は聞くこともできるということ。リスニング力アップにも効果的です。
英語絵本を読むときにも気を付けて発音しようっと。
ネイティブみたいになっちゃうかも~
最後までお読みくださり、練習もしていただきありがとうございました!